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おとながこどもにできること

すばらしい本に出逢いました。
シュタイナー教育というだけで、なんだか遠い存在、小難しい印象、と感じる方も少なくないかもしれませんが、この本は、そんな高尚なものと構えなくても大丈夫。
ごくありふれた日常にすんなりなじむような、筆者の数々の失敗談も例に出てきますし、
とても親しみやすくやさしい言葉で、
大人のあり方についてや、教育とセラピーの違いについてなどを学び直すことができました。
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メモしておきたい、と思う言葉がありすぎて・・・
でもメモしていたら進まなくなってしまうので、結局そのまま読み通しましたが、すぐにまた読み返したいと思える本でした。


自分自身は現場から離れ、育児は未経験なものの、夫の影響もあって、我が家では毎日何かしら、子どもとの関わり方や人の成長、心のあり方についてなどが話題になります。
今は時々、かわいい姪っ子と二人で過ごす時間も与えられていて、そのたびに煌めくような幸せと、新鮮な自省を繰り返してもいます。

義兄姉夫婦も、学生時代からのおつきあいなので、ふたりの間に当時はいなかったこの女の子の面倒をみている今の一瞬一瞬が、私にとっては奇跡のようにありがたいことなのです。

とても賢くてびっくりさせられるし、あまりに口が達者でやれやれと思うこともありますが、苛々することが全然ないのは、親でも祖父母でも、実の姉妹の子でも先生でもないという、ある意味で得な立場?だからなのでしょうか。
会うたびにどこかが成長していることや、私の思い込みに気付かせてくれるなんて、5歳の彼女は本当に「ちいさな先生」に他なりません。

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さて先日、かねてから気になっていた横浜シュタイナー学園の見学会に参加しました。
自然素材のものに囲まれているからなのか、校舎の中はなんだかいい香りがしていました。

下校前の子どもたちと目が合うと、みんな本当にまっすぐな目でこちらを見てきます。
それに気付いて、私が
「こんにちは。おじゃまします。」
と挨拶すると、
「こんにちは。」と、その瞬間、
まるで私の存在すべてを受け入れますとでも言うかのような包容力で、お返事してくれました。
まだ大人には遠い、小さな子どもたちです。
でも、すでに受け身ではなく、「個人」として生きている。
自己と他者がしっかり区別されていて、共依存ではなくお互いに畏敬の念を持ってかかわり合うという体験を、すでに積み重ねている。そう感じました。
そしてそれがどんなにすごいことか、大人になってもたくさんたくさんもがいて、やっとのことで今がある私には、わかります。

シュタイナー教育。
勉強しようと思うときりがない、それはそれは広くて深い世界かもしれません。
でも、とてもシンプルなのです。
あの学園の子どもたちの目とたたずまいが、その教育のすべてを物語っていると思いました。

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明日、7月27日(金)に、シュタイナー子育てフェスタ2012 というイベントがあります。

※以下、日本シュタイナー幼児教育協会のホームページより転載させていただきます※

主催:一般社団法人日本シュタイナー幼児教育協会
日時:7月27日(金)10:00~15:30
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟 309号室
入場無料

【こどもの遊び広場】
シュタイナー園でのおもちゃやリズム遊び、歌、ちいさな手作りワークを親子で体験

【人形劇】シュタイナー園の教師たちによる子どものための人形劇
<<<上演予定>>>
10:20 赤ずきん     13:20  ライアーコンサート
11:00 おいしいおかゆ  14:00  やまなしもぎ
11:30 かえるの王様   14:40  虹の谷の小人たち
               15:20  赤ずきん

※ 各回入替制/チケット料金:1歳以上1名100円
※ チケットは309号室の人形劇受付にて販売します。

【展示】シュタイナー園の様子、全国のシュタイナー園の紹介

【販売】関東近県のシュタイナー実践園が手作り品の販売や園案内

【シュタイナー学校案内】全日制のシュタイナー学校や小学生のためのクラスの紹介

【相談コーナー】子育ての悩みや、お子さんの身体について、そしてもっとシュタイナー教育を知りたい人のための相談コーナー

【支援プロジェクト】東日本大震災被災者支援、ブラジルのシュタイナー教育を支える活動からの出展

※転載ここまで※

こんな夏休みの一日も素敵ですね。
ご興味おありの方は、お子さんとご一緒に足を運んでみてはいかがでしょうか。
by rapisblue2 | 2012-07-26 18:07 | まじめなお話

キャラクターケーキ集合しました

【お知らせ】
8月は、現在ご注文、お問い合わせをいただいているお客様をのぞいて、
ご注文を締切らせていただきます。

※プチスイーツを提供させていただいているママカフェMaru。さんは9日からお休みです。かぼちゃのおうちは4日から8月末まで基本的にお休みです。

なお、お問い合わせは、引き続き承ります。

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最近のキャラクターケーキをご紹介します。

トトロのケーキ。
まっくろくろすけもいます。
パパのお誕生日でしたが、お子様も一緒に楽しめるケーキということで、トトロのケーキになりました。ご主人もお子様も、おおーっと喜んでいただけたそうです。
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トトロは、ちょっと間違うとかなりこわい顔になってしまうので(笑)、緊張しました!
※ご希望によりお名前部分を修正しています。


プーさんのケーキ。
大人気キャラのプーさんなだけに、参考となるイラスト画像は計り知れないほど出てきます。が、かぼちゃのおうちのケーキのイメージと合うプーさんは、なかなか見つからず・・・
こんなキュートなイラストに出逢えた時は、とっても嬉しくなりました。
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リピーターのお客様で、2種類のクリームたっぷりをご希望でした。
お客様より:「かわいいプーさんに娘は大喜びし(中略)、キャロブとバニラのクリームが、リクエスト通りたっぷり入っていて、スポンジもクッキーもフルーツもそれぞれにおいしくて、大満足でした。まずは見た目で盛り上がって、食べてみて、これが豆腐?チョコも使ってないの?と驚きの声で、楽しいバースデーの演出に一役買ってくれました。」


くまさんと女の子のケーキ。
くまさんと女の子、あとはお任せで!と、細かい指定やご相談はなかったものの、お渡し後「イメージぴったりでした!」と喜びのお声をいただき、ホッ。
キャロブ生地のふんわりくまさんは、頼りがいがありそうでしょう?
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お客様とは、青葉台のウィズの森前に出店されている【リアルフード森の扉】さんにお買い物に行った時にお会いし、お話させていただいたのがきっかけで、お嬢様のお祝いのご注文をいただきました。こういう出逢いって、嬉しいですね。
※ご希望によりお名前部分を修正しています。


サリーちゃんのケーキ。
お子様のお名前とかけて、あの魔法使いサリーちゃんをケーキに!とのご要望。カラフルに、夏らしく、お花のイメージ・・・などのリクエストがあり、側面にはひまわりのモチーフも。
このような試みは初めてで(いつも初めて尽くしではありますが笑)、緊張しましたが、終わってみるとまた新しい世界が広がっている楽しさ。自分自身も子どもの頃に見ていた懐かしのサリーちゃんということもあり、お受けして良かったです。
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お客様より:「家に帰ってケーキの箱を開けたら、あまりの可愛さにビックリ!感動です!!(中略)味もとても美味しく、主人も市販の生クリームケーキよりも美味しいとバクバク食べてました。
娘もクッキー・クリーム・フルーツを美味しそうに食べ、素敵なお誕生日を過ごす事が出来ました。
本当にありがとうございました。」

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色々なリクエストによって、確実に成長させていただいている、かぼちゃのおうちです(笑)。

キャラクターのご依頼も増えてきましたが、私なりにポリシーがあります。

それは、まず第一に、見た目がケーキとしてとして美味しそうであること、もちろん美味しいこと。
第二に、誰が見てもそれとわかり、愛らしい姿であること。
第三に、キャラに無理して自分が合わせるのではなく、あくまでも、かぼちゃのおうちの世界に、キャラを連れてきて、仲良く共生してもらうこと。

特に具体的なキャラ指定の場合は、参考にするイラストの選別に最も時間をかけます。

私は食紅やお砂糖などをたくさん使った人工的なカラフルさで、忠実にキャラを再現することには興味がありません。お客様のお口、そしてお身体に入ることを思うと、できないのです。
それはケーキではなく、紙にペンや絵の具で描ければというのが個人的な思いです。
(たとえば空や海を表現したい時に、絵の具なら迷わず青を使いますが、ケーキでは使いません。身近な青い食材がないからです。また、あったとしても、青いケーキは美味しそうに見えないので作りません。)
これだけは譲れないなあと思う部分です。

あくまでも、自然で無理のない形で、しかも小さなお子様が召し上がるとなるとさらに限られた原材料になります。
でも、使えるものをフルに生かして、色や質感の表現など、どこまでできるだろうか・・・
そうやって新しい可能性を考えることが楽しさであり、やりがいでもあります。

こうした想いに共感してくださる方の応援メッセージも、いつでもお待ちしております♪
by rapisblue2 | 2012-07-24 21:42 | お知らせ

愛がいっぱいのケーキたち

ここ一ヶ月でご依頼いただいたオーダーケーキをご紹介します。


ひとつめは、テーマはお花、大草原の小さな家に出て来るローラのイメージ、可愛らしいものが好きで、ガーリーなイメージ、などのご希望。
お子様ご本人にお会いしたことはなかったのですが、お母様と何度かお話させていただいたり、お写真や文章にソーシャルメディアを通して触れさせていただいたりしていました。
教育や哲学について共通の認識があることを感じている中で、お母様のお子様への想いや、お子様がふだん親しんでいるものなどが、なんとなくイメージできたような気がします。
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お客様より:「細やかな心配りが感じられるケーキに感動しました。乳製品、卵、白砂糖不使用でこんなに美味しいケーキがあるんだということを、夫や両親に知ってもらえたのも嬉しい。
いや、使っているとかいないとか抜きにとっても美味しかったです!」
「あの日のケーキのことを思い出すとほわーんと幸せな気持ちになれます。」



ふたつめは、「笑ってるケーキ!」
以前、クリスマスケーキ、ご主人のお誕生日とご依頼いただいた3回目のお客様です。
毎回、どんなケーキにしようかとイメージを膨らませるのをとても楽しんでくださっているのが伝わってきて、その日を一緒に迎える、一緒に創るという感覚で、私も嬉しくなります。
お祝いに向けては、
「私たちのもとに生まれてきてくれてこんなにすてきな女のこに育ってくれていて本当にありがとう。あなたの笑顔は私たちをたくさん笑顔にしてくれます。これからもっともっと笑顔の似合うすてきな女のこになってね。」
という素敵なメッセージをシェアしていただき、気持ちが入りました。
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お客様より:「すてきなケーキ、主人とともに感激&大満足です!!!はじめてのケーキ、娘はなんだか不思議そうな顔をしながらも割とごはんでお腹いっぱいだったにもかかわらず口をあけて楽しそうにたべていました!誕生日の翌日、主人の実家でもお祝いをし、残りのケーキを一緒に食べたときも大きいクッキーをほおばり、皆で笑顔のお祝いができました。本当にすてきなケーキ、ありがとうございました。娘にとってのはじめてのケーキが、かぼちゃのおうちさんのケーキだったことは、
とっても幸せだと思います。
私たちの希望、気持ち全部こめてくださって、表現してくださって、
いっぱい笑顔をひきだしてくれたことに、感謝感謝です。」


3つめは、
「みんなに愛されて、愛の花をさかせてみんなに愛をあたえられる人に」というお母様の願いからインスピレーション。ハート、音符、お花のモチーフご希望で、側面にも使用しました。
また、主役のお子様だけでなく、上のお子様への「いつもありがとう!」のメッセージクッキーもご希望でした。
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お客様より:「家族の思いがつまった世界に1つだけの素敵なケーキ!」ということで、喜びの声をいただきました。
なんと、お子様のお誕生日は結婚記念日も近かったそうで、ご主人からサプライズプレゼントもあったとか。幸せな光景が目に浮かび、私もにっこりでした。
上のお子様は、以前ケーキデコレーションにもご参加くださっています。いつか、姉妹ふたりで作れる日が、楽しみですね。

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今日は、ここまで。

また近日中に、最近のケーキもご紹介します。


ありがたいことに時々、「随分レベルアップしているね」とお声をかけていただくことがあります。
1年間、一台一台、真剣に、気持ちをこめて、オーダーメイドを続けてきました。

ひとりで一からすべてやる、という手順に慣れてきたのが一つ。
そして、確かに、技術的なものも少しは向上したかもしれません。
でも、パティシエと言えるレベルでは到底ないと思っています。(時々こう呼ばれてしまうのですが、今後もパティシエと名乗るつもりはありません。)

それでも続けていられるのは、普通のケーキ屋さんとは違う、かぼちゃのおうちの世界観を応援してくださる方々や、私を信頼して、伴走してくださるお客様がいらっしゃるからです。

個人的には、レベルアップというよりは、本来の力を発揮することができるようになった、ということと認識しています。
「〜でなければならない」
「〜のはず」
「〜が良いだろう」
という思い込みを解放し、自由になることで、感じることができるようになったこと、見えるようになったことが、本当にたくさんあります。

繊細さ、大胆さ、遊び心、信念・・・

かぼちゃのおうちのオーダメイドケーキは、これらが不可欠です。

また、何かを参考にすることはあっても、そのまま真似するということはありません。
いったんカラダの中に落とし込み、納得し、自分のものになった時初めて、その技術を使うことができますし、だからこそ伝わるものなのだと信じています。


次回のご紹介は、キャラクターケーキ大集合です!
by rapisblue2 | 2012-07-19 09:25 | お知らせ

受け取れる人に。深められる人に。/私のメルヘン

なかなか更新されないブログをこまめにチェックしてくださっている方、本当にありがとうございます。

世田谷でのマーケットや、高松京子さんのお料理教室、Maru。さんで開催させていただいたケーキデコレーション&お話会、CAFE KIRAKIRAのキャンドルナイト、一泊二日のぶらり一人旅など、駆け抜けた6月のこと、レポートしたいことは色々あるのですが・・・

今日は、普段から「いかに受け取れる人になるか」ということを考えているので、そのことを書きました。
よかったら、おつきあいください。

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物々交換できるっていいね。モノだけじゃなくて、特技とか、アイディアとか、なんでも。交換すればするほど、お互い高まっていかれるような。


ありがたいことに、ケーキのご注文が増えています。

とはいえ、私はお店を構えて毎日作っているわけではなく、ほとんど毎回、一からそのケーキのためだけに作るので、仕入れ、お客様とのメールでのやりとりなど含めると、前日からの仕込みまでにもそれなりの時間を費やしていて、たとえば時給換算してしまうと、「・・・」です。

でも、毎日ケーキを作るとなると自宅では限度があるので、今以上にご注文の数を増やすことはできないし、したいとも思いません。
ケーキの質を落とす、あるいは落とさずにがんばって価格を下げたりすることは作り手としての自分のストレスになるため考えていないし、かといって上げると、頼んでみようとさえ思っていただけない、手の届かないケーキになってしまい、それでは意味がないのでしません。


私はずっと、空想するのが好きでした。
絵本の中に出てくる美味しそうなお菓子が、少女だった私をどれだけうっとりさせてくれたか、どんなにわくわくさせてくれたか。
おいしい組み合わせを考えるのが大好きで、その時間がとにかく嬉しかったのです。

だから、0.1g単位の計量や、豆腐の水切り、
スポンジを焼いたり、クリームを作ったり、大量の洗い物、
という、とても大切で地味〜な作業(ここはすごく好きなわけではないので、小人さんがやってくれないかなあ・・・と思ってしまうこともあるくらい)を終えて、いよいよ、お客様の想いなどを再確認した上でケーキの組み立て、デコレーションをしていく時は、今の私にとっていちばん楽しく幸せな時間です。
毎回違うことをして良いのですもの。


私はこの時間のために、そして、誰かが誰かに感謝したり、誰かが誰かを祝ったりする時のうれしい気持ちや、あたたかな心を感じたいたいがために、続けているのだと思います。

・・・ある意味、これだって物々交換なんだ。そうか、そうなんだ。私のスタンス、これなんだ。
今日、道を歩きながらふと思いました。


ありきたりなことだけれど、本当に好きなことだから、大変でもできると思うし、
本当にやりたいことだから、想いが伝わると思います。



私は好きなことをして、自分にしかできない経験をとことんさせていただいている。
ケーキを作ることだけではありません。カフェでの接客の仕事や、時々お声をかけていただく保育の仕事も。

そして、信頼するお店、応援したいお店で良いものを買ったり、美味しいものを食べたり、講座やイベントに行ったり、誰かにプレゼントしたりする。

そのすべてが学びになります。

適当に、なんだかわからないところで、なんだかわからないものは買いたくない。
でも、もし買ってしまっても、それはそれで「やっぱり違うんだなあ」という学びにすればいい。

真心、エネルギー、自分の「最高」をいっぱい注いで手にしたお金だから、ため込まないで、循環させていきたい・・・
というのは、どうもお金をためられない私の言い訳でもありますが(苦笑)、おかげで私の周りには、あったかーくて、色んなことを教えてくださる方がいっぱい。彼らに支えられながら、感謝、感謝の日々です。


以前、「細く長く働く人」と、何かの占いで言われたことがありました。
当たっている気がします。
ドカンと大きなことをしたり、何でもビジネスにして稼いで、さらに大きくするとか、あと悠々過ごすとかいうのは、性に合っていないのでしょう。
ちょこまか動いて、物理的にも精神的にも様々な方と交換していきながら、
「あーたいへんっ!だけどこの感じたまんないわ!幸せだわ!」というのが、ちょっとずつでも毎日あるほうが、きっと私はイキイキできます。

もちろんその過程には苦しいことも、苛々することもあるけれど、大体1年後には笑って話せるようなことばかりだから、それも含めて「がんばる」っていいなあと思うのです。
今流行の「顔晴る」じゃなく(笑)、やっぱり積極的に「頑張る」が、しっくりきます。



ここで、誤って伝わってしまうといけないので補足すると、
あくまでも、「自分がいかに受け取れる人になれるか」ということを考えています。

よく言われることですが、出来事は出来事でしかなく、それを「良いこと」とか「悪いこと」とか決めているのは自分の心でしかありません。

こんなことを言う私も、ひどく憤りを感じたり、とことん落ち込んだりすることはあります。
でも落ち込むことだって悪いことじゃなくて、落ち込んだ、じゃあそこから何を受け取れた?と自問自答することをやめてはいけないのだ、と思っています。それが一番大切なことなのです。


相手あっての物々交換ですが、あげた/もらった、ラッキー!ということで終わりにならず、そこに各自の責任感が存在し、物事がより深まったり広がったりという可能性を感じられる相手であれば、どこまでも豊かな体験になりえるし、価値は高まるばかりです。

私はそういう人間関係の中で、これからも育ち合っていきたいと思っています。




・・・

ところで、つい先日、アディクション(依存症)についての本を読んでいて、【やめられない人生から自分を取り戻す道】という後半の章に、

…こうして新しい生き方を模索しながら、自分に親切になるよう努力します

という一文がありました。


『自分に親切になるよう努力します。』

何度も読み返し、噛み締めたくなる言葉でした。考えさせられました。



オーダーメイドで大切なお祝いのケーキを作らせていただくということは、とてもありがたく、誇らしいことです。
きれい、華やか、可愛い、輝かしい、幸せいっぱい!
そんなイメージを内在し、対象を見たり感じたりし、自分を磨きアップデートしていくことは作り手として欠かせません。ないものは表現できないからです。
けれども、汚い、不調和、地味、寂しいといったテーマも、いつも私たちと共にあるもの。

自分に親切である、については、色々な捉え方、考え方があると思います。

私が今思うのは、上の両方を認めた上で自己を発揮していくことなのかもしれないな、ということ。


そこに存る、居る、を感じ取り、純粋に認めることができる人を尊敬しています。
特に、想いや心の部分。
目の前の誰かのことでも、自分自身のことでも。



・・・

なんだか小難しいことを長々と・・・
かわいいケーキの印象が崩れちゃった、なんて言われてしまいそうですが(笑)、
私の頭からとびだしてくるメルヘンな世界の根底には、こういったことが、ゆっくり静かに流れています。

でも結局、子どもの頃に絵本で見た、ふっくらと黄金色に焼けたカステラ、とろりと白いクリームがかかり、宝石みたいな果物がのったあまいお菓子への憧れを、今も追い続けているのかもしれません。
そう、絵本ふうに言うと
「ほっぺたがおっこちるほど、おいしいケーキ」を、ね。
by rapisblue2 | 2012-07-05 21:50 | まじめなお話